主役は「計量票」。デジタルスケールで正確に計量する、川崎市宮前区の出張買取業者のサイト
川崎市宮前区から関東甲信越へ出張し、バッテリー・アルミホイール・触媒を買い取る恵尚フロンティア様。現場のデジタルスケールが出す「計量票」をそのままサイトの顔にした制作事例です。5ページ、約7時間で公開。

「捨てるを日本の『資産』に変えていく」。川崎市宮前区の出張買取と中古車輸出の事業
恵尚フロンティア(K.S FRONTIER)様は、神奈川県川崎市宮前区けやき平を拠点に、自動車用バッテリー(シールドバッテリーを含む)・アルミホイール・触媒を出張で買い取り、中古車をアメリカ・モンゴル・ニュージーランド・カンボジア・シンガポールへ輸出・販売されている事業者様です。代表は村山尚史氏。買取エリアは関東甲信越で、それ以外の地域からの相談も受け付けています。「不要な資源を次の未来に継承する」というタグライン、「捨てるを日本の『資産』に変えていく」「一期一会を一生の繋がりに」という企業理念、そして「売上の一部を環境保護団体に寄付しています」という取り組み。捨てられるはずのものを、もう一度「資産」として数え直す。そういう筋の通った事業です。
ご自身で作られたサイトがすでにあり、そこに書かれていた言葉(品目、強み、輸出先、理念、営業時間)は一字一句そのまま活かすことを最初に決めました。事業者本人の丁寧な語り口がすでに出来上がっていたからです。今回の仕事は、その言葉を整理し、写真の見せ方と品目の並び、問い合わせまでの導線を組み直すことでした。サイトに課した役割はふたつ。「写真を送るだけで概算が分かる」導線を全ページに固定すること。もうひとつは、計量・査定の根拠を見せて信頼をつくることです。出張買取という業態に合わせて単価表は載せない、というご指示もこの時点で決まっています。連絡手段はお電話と、写真を添付できるメール、そしてフォームの3本立てです。
検討して、見送ったふたつの方向
最初に候補にあがったのは「紺の夜・メタリック」。既存サイトの延長で、濃紺を全面に敷き、シルバーのグラデーションと光る写真で組む方向です。紺とシルバーの∞マークのロゴには確かによく合います。ただ、それでは既存サイトの着せ替えにとどまり、「暗い背景に1色のアクセント」という、どこかで見た定番の顔にもなってしまう。ロゴに寄り添いながら、別の答えを探すことにしました。
もうひとつの候補が「輸出港・貨物マニフェスト」。安全オレンジのステンシル文字、コンテナのリブ、JP→MN/US/NZ といった港コードの大文字タイポで組む、にぎやかな方向です。5か国への中古車輸出という事業の広がりを前に出せる案でしたが、輸出はこの事業の二番目の柱。一番の強みであるバッテリー買取で訪れる個人のお客様には、物流会社のように見えてしまいます。これも見送りました。
採用したのは「計量票」の紙面
決め手は、既存サイトにあった「デジタルスケールで正確に計量」という一文でした。出張買取の現場でスケールが吐き出す計量票(ウェイトチケット)の、明朗で事務的な信頼感。これをサイトの顔にすることにしました。明るい鋼色の紙面(白ではなく、わずかに青みのあるグレー)に、ロゴの紺をインクとして走らせ、赤はバッテリーの+端子を思わせる1点だけ。主ボタンと「+」の印章、地図の拠点ピンにしか使いません。紺×金の「信頼企業」風、緑の「リサイクル」風は最初から避けています。見出しは角の立った太いゴシック、電話番号や重さの単位は等幅の英数字、そして理念とタグラインだけを明朝にして「人の言葉」として際立たせました。既存サイトの暗さを明るさに反転させ、重工業の力強さではなく事務の正確さで信頼を語る。それがこの事業にいちばん似合う顔だと考えました。

サイトの記憶に残る一点として作ったのが「概算チケット」です。白い紙面の上辺にミシン目、左上に「ESTIMATE ── 概算査定・無料」、右上に赤い丸の「+」印章。中には「品目」「数量」「写真 1〜3枚」の3行の罫線が引かれ、その下に「写真をメールで送る」と「電話する」のボタンが並びます。表示されるとき、紙がわずかに沈み、少し遅れて「+」がスタンプのように落ちる、控えめな動きも付けました。このチケットはトップの写真に重なり、各買取品目の末尾に小型版で現れ、お問い合わせページではフォームそのものが拡大版のチケットになっています。触媒については「※触媒は、車種が分かればご入力ください。本体に記載されている型式・刻印も一緒に写していただけると、より高値で買取できます。」という注記を全てのチケットに添えました。制作中にいただいたご指示をそのまま反映したもので、査定の根拠を見せるというサイトの役割にぴったりの一文です。
5ページの構成と見どころ
ページ構成はトップ・買取品目・出張エリア・中古車輸出販売・お問い合わせの5ページです。トップは、ファーストビューのすぐ下に「デジタルスケールで正確に計量」「触媒は車種・型式で査定」「出張引取・持込不要」「関東甲信越 対応」の4項目を1行で並べ、続く買取品目セクションでは一番の強みであるバッテリーを大きな2/3幅のカードに、右にアルミホイールと触媒を配置しました。その下に「写真を送る → 概算をお伝えします → ご希望の日時に出張してお引き取り・計量」の3ステップ、エリア地図、紺地に明朝で組んだ企業理念のバンド、定義表形式の会社概要と続き、最後にフル幅の概算チケットで締めています。

買取品目ページでは、自動車用バッテリーとシールドバッテリーを2つの品目として並記し、アルミホイールは「本数・サイズ」、触媒は「車種・型式」と、写真を送る前に見ていただきたいポイントを品目ごとに添えました。出張エリアページの主役は、関東甲信越10都県を切り出した地図です。対応する都県をロゴのスチールブルーで塗り、川崎市宮前区の拠点に赤いピンを1つ。右には神奈川県を先頭にした都県の一覧と、営業時間・定休日の表を置きました。中古車輸出販売ページは、5か国を、国名と ISO コード(US / MN / NZ / KH / SG)を添えたマニフェスト風のカードで並べています。

お問い合わせページは、電話ブロックと「メールで写真を送る」ブロックを並べ、その下にチケットの拡大版であるフォームを置きました。項目はお名前・電話番号・品目・数量・車種(触媒の場合)・お住まいの地域・ご相談内容で、必須はお名前・電話番号・ご相談内容の3つだけ。制作中に「Q&Aコーナーがほしい」というご要望をいただき、よくあるご質問をこのページに一覧形式で追加しました。アコーディオンで畳まず、全問を開いたまま罫線で区切る、計量票らしい密度です。プライバシーポリシーも同じページの節として収め、5ページの中で必要な要件を満たしています。
スマホでは、電話と写真送信を画面の下に固定
写真を送ってくださるのは、スマホで「山の写真を撮って送る」方々です。そこでモバイルでは全ページの画面下端に、左「電話する」(紺)、右「写真で概算 メールで送る」(赤)の固定バーを置きました。どのページのどこを読んでいても、指を伸ばせば概算の依頼に届きます。ロゴについても、ヘッダーでは白い枠で囲わずに鋼色の紙面へ直接置き、紺地のフッターと理念バンドでは∞マークとセリフ体の「K.S FRONTIER」ワードマークを、看板のロゴと同じ位置関係で再現しました。書体や「K.S」の位置が元と違う、というご指摘をいただいて実測から組み直した部分で、ロゴを大切にされている事業者様ならではのやりとりでした。

チャットで方向を決め、約7時間で公開
制作はホームページ番頭の AI が担当し、方向決めや修正はすべてチャットでのやりとりです。「マークの白枠は消してください」「ローマ字が無くなってるので付けて」「もう少し大きく」といったご指示や、触媒の注記を入れるというご指示を一つひとつ反映し、審査と修正を繰り返して、公開まで約7時間(実測)でした。実物の写真が届き次第、サイト用に用意した画像から差し替えられるようにしてあります。既存の言葉を変えずに活かしながら、明るい計量票の紙面に組み直す。恵尚フロンティア様の「正確に計量する」という姿勢が、そのままサイトの顔になった事例です。
この事例のようなホームページを、あなたのお店にも。チャットで話すだけで、事業の言葉と強みに合った顔のサイトを組み立てます。hpbanto.com へどうぞ。


